ASTROチャウヌ代表作10選で辿る華麗なる軌跡
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ASTROチャウヌ代表作10選で辿る華麗なる軌跡

2025.07.25 12:00

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2025年7月28日、ASTROのチャウヌが兵役のため入隊する。

しばらく会えなくなる寂しさはあるが、これまで彼が届けてくれた素晴らしい作品の数々に思いを馳せ、温かく見送りたい。“顔天才”“顔面国宝”と称されるビジュアルと、常に新境地を切り開く姿勢で多彩な活躍を見せてきたチャウヌ。その輝かしい歩みを代表作とともに振り返り、行ってらっしゃいの想いを込めながら、感謝とエールを送りたい。

『私のIDはカンナム美人』(2018年)

韓国の人気ウェブトゥーンを実写化した青春キャンパスラブコメディ。容姿コンプレックスに悩み整形したヒロインが、大学での出会いを通じて本当の美しさに気づいていく物語。チャウヌは、クールな美男子ながら心優しいツンデレの同級生ト・ギョンソクを演じ、本作でドラマ初主演を務めた。見た目にとらわれず内面を大切にするギョンソクの実直さは、当時新人だったチャウヌ自身のひたむきさとも重なり、多くの視聴者の心を掴んだ。原作から飛び出してきたような完璧なビジュアルも大きな話題となり、“顔天才”の異名を不動のものにした。本作での演技が評価され、2018年のドラマアワードで新人賞と韓流スター賞をW受賞している。 

『TOP MANAGEMENT』(2018年)

韓国初のYouTubeオリジナルドラマとして制作された青春ストーリー。売れないアイドルグループ“S.O.U.L”が、不思議な予知能力を持つ新任マネージャーと共に成功を目指す奮闘を描く。チャウヌはグループの不動のセンターでビジュアル担当のウ・ヨヌ役を熱演し、実際のアイドル活動さながらの歌唱やパフォーマンスも披露した。仲間と夢に向かって努力するヨヌのひたむきな姿はチャウヌ本人と重なり、等身大の魅力が光る。K-POP業界の裏側をコミカルに表現した本作で、演技ドルとしての幅を広げた。OSTにはSUPER JUNIORのドンヘやGOT7のジニョンら豪華K-POPアーティストも参加し、劇中歌でも作品を盛り上げた。 

『新米史官ク・へリョン』(2019年)

朝鮮時代を舞台に、宮廷で初の女性史官となったヒロインと年下の王子の恋模様を描くロマンス時代劇。チャウヌは、恋愛小説家という裏の顔を持つ王子イ・リム役に挑戦し、本格的な時代劇デビューを果たした。年上女性に恋する未成熟で初々しい皇子をチャーミングに演じ、華やかな韓服姿と凛とした所作で新たな魅力を発揮した。現代劇で培った演技力を時代劇でも遺憾なく発揮し、俳優としての成長ぶりを印象付けた本作は、韓国のみならずNetflixで海外配信され、日本を含む各国で注目を集めた。異なる時代設定でも輝きを放ったことで、演技ドルから本格俳優へと更なる飛躍を遂げた。 

『女神降臨』(2020年)

大人気ウェブトゥーンを原作とした学園ラブコメディで、コンプレックスを抱える女子高生がメイクで“女神”級の美貌を得て新たな人生を歩み始める物語。チャウヌは、冷静沈着だが心に傷を抱えた完璧イケメン高校生イ・スホを演じた。美しすぎるビジュアルと、人知れぬ心の傷を抱えているためにクールに見えるが、実は優しさ溢れるスホのツンデレなギャップが視聴者を虜にした。 

初恋のときめきから葛藤までを繊細に表現し、演技の幅をさらに広げた本作は、チャウヌの名を不動のものとした出世作だ。韓国のみならずアジア全域で大ヒットし、日本でも“顔面国宝”と称える声が続出した。 

バラエティ『チプサブイルチェ~師匠に弟子入り』(2020年)

チプサブイルチェ~師匠に弟子入り(チャ・ウヌ特集)
© SBS

韓国SBSの人気リアルバラエティ番組。俳優や芸人など多彩なメンバーが毎回各界の“師匠”を訪ね、その教えを請う企画で、チャウヌは2020年から番組の新レギュラーとして合流した。最年少メンバーとして先輩たちに可愛がられながらも、体当たりのミッションにも挑戦し、“バラエティドル”としての新たな魅力を開花させた。 

礼儀正しく一生懸命な姿はお茶の間に好感度抜群で、トークやゲームでも活躍。普段の柔らかい人柄が滲み出るチャウヌに、「やっぱり中身も天才」とファンも大絶賛。バラエティへの挑戦を通じて彼の魅力と人気がさらに広がった。 

『デシベル』(2022年)

騒音に反応して爆発する特殊爆弾テロ事件を描いた韓国映画。元海軍副長(キム・レウォン)と正体不明の爆弾テロ犯(イ・ジョンソク)の対決に、都市が震撼する緊迫のアクション。韓国ランキング初登場1位を果たした大作が映画初出演となったチャウヌは、海軍の音響探知要員チョン・テリョン役として沈着冷静で芯の強い若き士官を熱演し、ドラマとは異なる新たな一面を見せた。 

スリリングな展開の中でも存在感を発揮し、俳優チャウヌの可能性をスクリーンでも証明。さらに、エンディングテーマ曲も歌い、アーティストとしての魅力も魅せつけた。 

 

『アイランド』(2022年)

済州島を舞台に、人間を滅ぼそうとする悪魔に立ち向かう運命の者たちを描くダークファンタジードラマ。韓国の同名漫画を原作に、チャウヌは除霊能力を持つ若き司祭ヨハン役で出演し、難易度の高いアクションにも挑戦した。司祭服に身を包み、型破りで生意気なキャラクターを好演。清廉なイメージが強かったチャウヌが悪魔相手に戦う姿は新鮮で、激しい格闘シーンでも体当たりの演技を披露した。ベテラン俳優キム・ナムギルとの共演から多くを学び、演技者としての引き出しを増やした作品となった。 

 

『ワンダフルデイズ』(2023年) 

同名ウェブトゥーンを原作にしたファンタジーロマンス。異性とキスをすると犬になってしまう呪いにかけられた女性教師と、その呪いを解く鍵となる犬嫌いの数学教師との不思議な恋を描く物語だ。チャウヌは生徒から絶大な人気を誇る完璧なイケメン数学教師ジン・ソウォン役。普段は落ち着いているのに犬だけは苦手で大慌てになるというギャップのあるキャラクターを愛らしく演じ、ファンを魅了した。コミカルな演技で笑いを誘いつつ、ヒロインへの優しさと誠実さもしっかり表現。甘いロマンスとファンタジー要素が融合した本作で、新たな魅力を開花させた。 

 

『ワンダフルワールド』(2024年)

愛する息子を殺され、自ら犯人への復讐を果たした女性と、闇を抱える孤独な青年の命運を描くヒューマンサスペンス。実力派女優キム・ナムジュとの共演作で、チャウヌは裕福な家庭で育つも、ある事件をきっかけに暗く険しい道を歩むことになる青年クォン・ソンニュル役を演じる。ワイルドで泥臭い姿を見せるシリアスな役柄で、これまでのスマートなイメージを打ち破る新境地を開拓した。無口で影のあるキャラクターの内面を細やかに表現し、従来のツンデレ王子様像とは一味違う魅力を発揮。重厚なストーリーの中で存在感を放ち、俳優チャウヌとしての評価を一段と高めた作品である。 

『フィンランド間借り暮らし』(2024年)

電気や水道、Wi-Fiもないフィンランドの田舎の村で間借り暮らしをすることになったイ・ジェフン、イ・ドンフィ、クァク・ドンヨン、ASTROのチャウヌの4人。チャウヌは母から料理のレッスンを受け、母の手作りじゃこ炒めやサキイカの炒め物を持参。チャウヌは家主のマシンガントークに耳を傾ける優さしさを見せる一方、寝ているメンバーを起こしに行く際には子どものようないたずらっ子ぶりを発揮! 時々、ちゃめっ気をたっぷり出してしまう姿がかわいくて自然な姿に釘付けになってしまう貴重なバラエティ。

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