松本潤、初挑戦の医師役で届けたい思いとは?日曜劇場『19番目のカルテ』インタビュー
約7年ぶりに日曜劇場の主演を務める松本さんにインタビュー。演じる総合診療医・徳重晃はどんな人物なのか。医療に向き合う姿勢、そして作品を通して届けたい思いまでを語ってもらいました。
池田匡志さんと堀夏喜さん(FANTASTICS)がW主演を務める連続ドラマ『雨上がりの僕らについて』が7月2日よりテレ東系のドラマNEXT枠(毎週水曜深夜24時30分~25時)で放送がスタートします。U-NEXTでは6月25日夜9時より、各話1週間独占先行配信されます。
本作は高校時代の元親友との再会をキッカケに、6年の時を経て恋へと動き出す心温まるボーイズラブドラマです。
U-NEXT SQUAREでは恋に臆病になっている社会人・奏振一郎を演じる池田匡志さん、奏の高校時代の親友で、片思い相手である真城洸輔を演じる堀夏喜さんにインタビュー。
クランクインを2日後に控え(取材当時)、役への取り組み方、作品への想いなどを語っていただきました。
――作品の最初の印象を教えてください。
池田匡志:初めて台本を読ませていただいたときは、静かな雰囲気だけど、どこか大きな叫び声が聞こえると感じました。派手なできごとはないんですが、心の中の小さな嵐があって、その嵐は誰しも一度は感じたことがあるようなもの。とても優しい作品だという印象です。
堀夏喜:読み進めていると自然と惹きつけられました。続きがどんどん気になって……すごく魅力的なお話だと思いました。
――それぞれ演じられる奏と真城については、どういう人物だと思われましたか?
池田:奏振一郎は誰よりも繊細で、誰よりも優しい人です。誰にも言えない孤独を抱えて生きているキャラクターです。喜怒哀楽が分かりやすい、かわいい面もありつつ、どこか、心の中で声なき叫びをあげ続けているような人だなと思いました。それが真城と出会い、変わっていくところを楽しみにしています。
堀:真城の人物像としては、とにかく明るくて天真爛漫です。自分の感情にストレートに行動して、発言します。でも、明るい人物像の裏には家庭の事情など、いろんなことを抱えていて、光と闇の差が激しい人物だと思っています。
――シンパシーを感じる部分はありますか?
堀:それがないんですよね(笑)。体を動かすところは似ているんですけど。でも演じる上で、自分の中にはないテンションの明るさまで持っていかなければならないので、そこが演じる上で少し大変なポイントかもしれません。
――逆に、お互いの役の魅力はどういったところでしょう?
池田:真城は押しが強めです。思考より先に体が動くところがすごく魅力的だなと思っていて、その頼もしさや強さで奏自身を引っ張ってくれます。
堀:奏の魅力は優しさですね。あとは意外と一歩踏み出す勇気をもっているのがすごく魅力的です。
――演じるにあたって、どのようなことを心がけていらっしゃいますか?
堀:僕の場合、私生活や容姿が演じる役柄と揃っていくことで、やっと役に没入できるところがあって。最近、前ほどトレーニングしていなかったんですけど、この役が決まってから増やしたんです。体がアクティブモードに変わって真城っぽくなっていきましたし、髪も役に合わせて短くできたので、そういう部分では自分の中で整理がつき始めました。ここから役に入っていくぞ、という準備段階が整ったところです。
池田:奏は孤独や不安、希望や言葉にならない思いが目の奥や、呼吸の揺れにすごく表れている人だと思うんです。僕自身がそれらを意識しながら演じることで、奏という存在の本質を表現できるのではないかと思っています。
――クランクイン前ですが、本読みが終わった段階での手ごたえはいかがですか?
堀:早く撮影したい!動きたい!ってなりましたね。
池田:その場のふたりの流れで出てくるセリフもあるので、撮影すると雰囲気が変わってくるのかなとも思っています。
――ちょっとなんかうずうずする感じなんですね。
池田:そうですね。撮影が楽しみになりました。
堀:多分、実際に現場に立つと全然違うんだろうなって思いましたね。
――ほかに撮影で楽しみにされていることはありますか?
堀:僕は学生時代の撮影ですね。
池田:ああ~。
堀:前に演じた時は、ヤンキーのバトル系だったので。今回は日常の一コマのようなシーンを多く演じるので、青春感がありそうでワクワクしています。
池田:この作品の魅力でもある胸キュンシーンは、堀くんの魅力でキュンとしたいなぁとか思っています。
堀:ハードル上げられちゃったなぁ。
池田:いやいや、そんな(笑)。
堀:緊張しちゃうかも(笑)。
池田:そういうのも楽しくふたりで「これ、キュンとこない?」って、できたらいいなと思っています。
――ちなみに学生時代のシーンという話がありましたけど、おふたりはどんな学生さんだったんですか?
池田:僕はサッカー少年でした。
堀:僕はダンス一筋です。7歳からずっとダンスをしていて、部活とかではなく、スクールに通っていて、週末もレッスンがあって、ダンス漬けで、今も続いているので一生ダンスって感じですね。
池田:一生ダンスってかっこいい!ダンス、教えてほしいです。
堀:ぜひぜひ。
池田:やった!
――お互いの最初の印象はいかがでしたか?
堀:これ、たぶんふたりとも同じことを言うと思うんですけど、肌が色白だなって。お互いに言ったんですよね。
池田:僕も印象で言うと色白です。
堀:……ってそういうことじゃないですよね(笑)。
池田:(笑)。スタイルの良さにも驚いたんですが、話し方がすごくおっとりされていて、やわらかい雰囲気があるのがすてきだなと思いました。
堀:舞台もやられていて、声がよくて、発声がもう染み付いてるんですよね。
池田:いやいやいや。
堀:今の「いやいやいや」もめっちゃいい声ですよね。芯があるしゃべり方をされるからすごいと思いますし、男らしい一面がそういうところで出ていて見た目とのギャップがあるなって思います。
池田:よく言われますね。声が低いので。
――この作中ではふたりとも不器用なところもあるので距離の縮め方が難しそうだなと思いました。おふたりは仲良くなりたいな、と思う人と、どういうふうに距離を縮めていらっしゃいますか?
堀:共通の好きなことや趣味がある人に興味が湧くことが多いので、そういった共通点から会話を始めることが多いです。その人のSNSを見てこんな活動しているのか、などを知って。そこから「今度〇〇しましょうよ!」みたいな入りが多いですね。
――ドラマの現場に入る前って、共演者の方のSNSも見たりするんですね。
堀:わりとしますね。先にどんな活動をしているのかや、どんな作品に出ているのか情報を入れてから安心して現場に入っていきたいんですよね。
池田:僕も相手に興味を持つところから始まるのかな、と思います。確かに共通の話題がないと話が膨らまないですし、一方通行になったりもしがちなので、そういうところに気をつけながら話します。あとは、仕事場だけじゃなくて、プライベートで一回でも食事をすれば、距離感が変わるのかな。
堀:僕らもごはん行こうねって話をしていたんですよね。少しでも時間ができたらいいですね。
池田:スケジュール的にもね、ちょっとタイトなんですけど行きたいですね。
――ちなみに行くとしたら一緒に何を食べたいですか?
池田:焼き肉がいいなあ。
堀:焼肉最高です!あとは焼き鳥も。
池田:いいなぁ。最高ですね。
――最後に、楽しみにしてほしいポイントを教えてください。
池田: ふたりとも言葉にならない思いがあって、少しずつぶつかり合いながら、つながっていく過程がリアルに描かれています。ドキマギしながらも応援したくなるようなふたりなので、そういったところを楽しんでいただけるとうれしいです。
堀:本当に見ていて心地がいい作品だと思うんですよ。ストーリーがすんなり入ってきますし。仕事に疲れているときでも、お休みの日でも、どんな時でも寄り添ってくれる作品になるんじゃないかなと思うので、ぜひ観てくださいね!とお伝えしたいです。
ドラマ NEXT『雨上がりの僕らについて』
2025年7月2日より放送スタート
毎週水曜深夜24時30分〜25時放送
U-NEXTでは6月25日より、各話1週間独占先行配信
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原作はこちら
約7年ぶりに日曜劇場の主演を務める松本さんにインタビュー。演じる総合診療医・徳重晃はどんな人物なのか。医療に向き合う姿勢、そして作品を通して届けたい思いまでを語ってもらいました。