『雨上がりの僕らについて』第4話 同僚たちに気づかされた「好きな人に好き」と言ってもらえる奇跡
水族館デート以来、気まずい空気になってしまった奏と真城。お互いに連絡が取れずにいた。 真城のもとには相変わらず母・美都子から連絡が届いており、これが真城の心を重くさせていた。 一方、奏は職場の同僚の金森から話があると仕事終わりに誘われる。
池田匡志&堀夏喜がW主演を務めるドラマNEXT『雨上がりの僕らについて』の第5話が、7月23日にU-NEXTにて独占先行配信された。
水族館デート後、少し距離が空いてしまったままの奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)。
連絡したいけれど、どうすればいいのか…ともどかしい時間が続いていたが、奏は同僚で自分に想いを寄せていたすみれ(渡邉美穂)と話をすることで改めて自分の気持ちと向き合えるように。自ら真城に連絡をし、会って話をする約束を交わす。一体どんな話をされるのか、気が気ではない真城だったが……。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
きちんと奏が真城に自分の思いを伝えて、ようやく2人の関係が丸く収まる……と思っていたところで障害が。真城の母親・美都子(霧島れいか)だ。真城が出かけようとしたところで電話がかかってくる。「祖母が倒れたから帰ってきてほしい」。そんな母の頼みを、真城が無碍にできるはずがない。
しかし、実際のところは倒れたといってもぎっくり腰。当の祖母の方はこんなことで帰ってこなくたって……と申し訳なさそう。真城に帰ってきてほしかったのは美都子の方だ。
真城が帰ってきたからとごちそうを作る。もっと帰ってくれば良いのに、とねだる。そんな美都子を祖母は「自分に男がいないときだけ……」と揶揄する。奏との約束をドタキャンして帰ってきた真城にとってはなかなかしんどいシチュエーションだ。
やっぱり、母親は誰かに依存していないと生きていけないタイプなのかもしれない。今はきっと恋人もいない時期なのだろう。母親が子どもを心配するのは当然のこと、と言うけれど、本音は寂しいから、かまってほしいから、に他ならない。
真城も突き放せば良いのかもしれないけれど、そうすると何をしでかすかわからない怖さが美都子にはある。だからと言って真城が本音で話すことができないのも、悪い方向へ作用してしまっているのだろう。それに真城が美都子に対してどんなふうに思っているのか、いまいち本音も見えない。美都子との関係を乗り越えることが真城の大きな成長につながりそうだ。
一方で、なかなか会えない日が続いていた奏と真城。こちらはこちらでまだ本音を話し合っていないので、どう踏み込んでいいのかお互いに分からない状態だ。特に奏は恋愛に慣れていないので、真城に既読スルーされてしまうと、もうどうしたら良いのかわからない。真城は真城で奏との距離感に悩んでいたようで……。
こんなときに2人の関係を動かすきっかけになったのが、奏の同僚の金森(山田真歩)やすみれだ。奏は金森たちに自分の恋人が男性であることを打ち明け、ドタキャンされた上に既読スルーのままだと相談。ああでもないこうでもないとアイデアを出す2人。そんな中から奏は答えを見つけていく。同僚のことをおせっかいだの、放っておいたほうがいいのでは、などと思っていたけれど、停滞してしまいがちな2人の関係には外部の力というのが必要なのかもしれない。
とはいえ、何よりも大切なことは2人がきちんと目を見て話し合うこと。心の中に抱えていたものを少しずつ吐き出し、「正解が何かわからないけれど、一緒に正解を見つけていこう」と言って2人はようやく恋人同士としての一歩を踏み出す。
奏と真城を見ていると、恋愛の儚さと危うさを感じる。
前回、「好きな人に好きって言ってもらえるのは奇跡」というセリフがあったが、何かひとつでも欠けると成り立たない関係はたくさんある。奏と真城は奇跡の上に2人の努力が積み重ねられている。
再会したあとに、真城がめげずに連絡をし続けたから、どうにか会おうと待ち伏せをしたから。今回だってそうだ。奏が勇気を出して自分の気持ちを伝えたから。
そんな積み重ねを見てきたので、初めてのキスのシーンは「よかったね」と拍手をしたくなる気持ちに。
崩れ落ちる奏に「そんなんでこれからどうするんだよ」と笑みを浮かべる真城だが、そろそろ仲睦まじい2人が見られるのだろうか。
第5話の視聴はこちらから
水族館デート以来、気まずい空気になってしまった奏と真城。お互いに連絡が取れずにいた。 真城のもとには相変わらず母・美都子から連絡が届いており、これが真城の心を重くさせていた。 一方、奏は職場の同僚の金森から話があると仕事終わりに誘われる。
真城からの気持ちが信じられずに疑心暗鬼になっていた奏だったが、話を重ねていくうちに、好かれている自信を少しずつだが持ち始める。両想いであることを知り、奏は抑えきれない喜びを感じていたが……。
、意を決して学生のときに好きだったと吐露した奏。絶対に引かれると恐れていた奏に対し、実は真城も奏が好きだったのだと告白を受ける。嬉しさと不安がないまぜになりつつ、奏は顔が緩むのがこらえきれずにいた。
学生時代の苦い思い出から同性愛者であることを隠し、「もう恋はしない」と決めている奏振一郎(池田匡志)。そんなとき、高校時代の親友で、当時想いを寄せていた相手・真城洸輔(堀夏喜)と再会する。半ば強引に、連絡先を交換させられた奏。積極的に連絡してくる真城を無視する奏だったが……。
第4話では、快の家にソハが押しかける形で同居生活がスタートする。その中でソハの抱える孤独が明らかに。ナ・イヌが表現するソハの愛らしさと切なさに多くの視聴者が胸を掴まれた。
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水族館デート以来、気まずい空気になってしまった奏と真城。お互いに連絡が取れずにいた。 真城のもとには相変わらず母・美都子から連絡が届いており、これが真城の心を重くさせていた。 一方、奏は職場の同僚の金森から話があると仕事終わりに誘われる。
第3話では、快が将軍の幸せを願ってウ・ソハに返すことを決意する。その別れのシーンで、将軍が見せた名演技が視聴者の涙を誘った。