阿部寛“進藤”VS高橋英樹“国定”のバトルが濃厚すぎる!寺西拓人“謎の男”にも惹きつけられた『キャスター』最終話
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阿部寛“進藤”VS高橋英樹“国定”のバトルが濃厚すぎる!寺西拓人“謎の男”にも惹きつけられた『キャスター』最終話

2025.06.16 23:00

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進藤壮一(阿部寛)が長年追いかけていた自衛隊輸送機墜落事故のこと、元新聞記者で進藤の父である松原哲(山口馬木也)、JBNの会長・国定義雄(高橋英樹)、山井和雄(山本學)の“3人の約束”の裏にあった出来事など、まだ不明な点が多い日曜劇場『キャスター』。

進藤は自身が追い求めていた真実にたどり着くことができたのか?最終話を振り返る。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

物語は、前回に引き続き、国定と進藤の対峙シーンから始まった。「あんたが親父を殺した」と詰め寄る進藤に対し「君が信条にしている裏取りができていないじゃないか」と余裕を見せる国定。負けじと「それはこれから暴かせていただく。そのあとであんたには、カメラの前で全国民に真実を語ってもらうからな」と詰め寄っても「やれるものならやってみたまえ」と動じることはなかった。

主人公とラスボスのにらみ合い…このとき、放送開始してまだ3分である。早くも「クライマックスが訪れた」と感じるシーンだった。

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©TBS

その後、ある週刊誌から「国定が元内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)を暗殺した」という疑惑の記事が出る。それをきっかけに、国定をJBN『ニュースゲート』の生放送に引きずりだすことができたが、じつは暗殺を企てたのは、景山重工会長の景山英嗣(石橋蓮司)だった。進藤は生放送ですべてをつまびらかにし、景山は逮捕された。

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©TBS

景山を失脚させたあと、再び会長室で国定と対峙した進藤は「死人に口なしだと思うなよ。その死人の息子がこの俺だ。報道の力で葬られた過去をよみがえらせ、全国民に白日のもとにさらす!」と積年の思いをぶつけた。しかし、国定から返ってきたのは意外な一言だった。

「確かに私のせいで哲さんは死んだ。だが殺したのは私ではない」。

43年前の“3人の約束”は、哲、山井、そして羽生であったこと、そして国定の不手際で、哲から預かった“ある記事”の存在を景山に知られてしまったこと、その結果、哲が景山に殺されたことなど、真実を語っていく。さらに、進藤も知らなかった事実も判明して…。

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©TBS

「気迫」、「凄み」、「インパクト」どんな言葉を並べても足りない阿部寛と高橋英樹の対峙シーン。決して派手な動きはないが、会話劇だけで圧倒されるふたりの芝居…。最終話にふさわしい贅沢で濃厚なひと時だった。

景山を逮捕したことで、警察は、実行部隊だった闇組織を一斉検挙。そのなかには、山井和之(音尾琢真)を殺した犯人、和雄の襲撃犯もおり、すべて景山の指示だったことが明らかに。また、これまで進藤が追いかけてきた事件には黒幕がいたが、すべて送検されたという。しかし、進藤の妻・横尾恭子(相築あきこ)への襲撃については、組織のボスが逃走し、捕まっていなかった。組織のボスは、足が悪いこと以外分かっていない。

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©TBS

ここで、恭子と娘・すみれ(堀越麗禾)を見つめながら電話をしている男(timelesz・寺西拓人)が映し出された。男は、電話の相手に「今度は彼女(すみれ)を狙うんですか?」と問いかけている。電話相手は足をひきずっていて…。

まだまだ謎が残るなかで不穏すぎる場面である。最初は、笑みをこぼしながら話をしていたが、ターゲットを確認すると冷徹な表情になる謎の男。時間にして約10秒。「この男は簡単に人を刺してしまうのではないか」と感じるほど、ゾッとした。

謎の男を演じる寺西は、舞台、テレビドラマ、映画と数多くの作品に出演しており、経験も豊富。それに加えて、ステージで人々を魅了する華もある。正直「もっと見たかった!」とは思ったが、もし続編があるならば、きっと寺西の出演シーンも増えるはず。そのときまでに楽しみはとっておこうと思う。

最終話はSNSでも「続編期待してます」「まだまだ謎が多い」といった声があるほど、とにかく解決できていないものが多い。ドラマなのか、映画なのか、はたまた違うかたちなのか。次回作も楽しみにしつつ、いまは阿部、高橋らが紡いだ『キャスター』最終話の余韻に浸りたいと思う。

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