GOT7 パク・ジニョン×ノ・ジョンウィ。ドラマ『魔女-君を救うメソッド-』の撮影で背中を押した、先輩からの“魔法の言葉”
ミステリーラブロマンス『魔女-君を救うメソッド-』でドンジンを演じたパク・ジニョンと、ミジョンを演じたノ・ジョンウィの2人に特別インタビュー。撮影を通して2人自身が感じた「救い」とは何だったのか。撮影の裏側はもちろん、2人が背中を押されたという先輩俳優からの言葉について訊いた。
モーテルで生まれ育った女性と、その初恋相手。12年ぶりに故郷で再会した二人が、過去の痛みを乗り越え、新たな恋を育んでいく──。そんな初恋リモデリングロマンス『モーテル・カリフォルニア』に出演した、イ・セヨンとナ・イヌ。原作の魅力に惹かれ、撮影を通して「何でも話せる仲になった」という二人が、それぞれの役への想いや心に残ったシーンについて、和やかな雰囲気の中で明かしてくれた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
──まずはドラマの紹介をお願いします。
イ・セヨン:『モーテル・カリフォルニア』は、モーテルで生まれ育ったチ・ガンヒが12年ぶりに初恋の相手、チョン・ヨンスと再会して巻き起こる、初恋リモデリングロマンスドラマです。
──最初にタイトルや台本に触れた時の感想はいかがでしたか?
イ・セヨン:私は『ホテル・カリフォルニア』という曲が大好きで、まずタイトルに「何だろう?」と好感を持ちました。 本当によく聴く曲なので、自然と興味を持って台本を読み進めましたね。
ナ・イヌ:僕は台本を読む前に、イ・セヨンさんと一緒に原作を読みました。 原作を知ったうえで台本を読んだのですが、田舎で繰り広げられる可愛らしい出来事と、ソウルに行ったガンヒの姿との対比が面白いと感じました。 とにかく前向きな気持ちで、楽しんで読みました。
──本作への出演を決めた理由を教えてください。
イ・セヨン:原作を先に読んで、ガンヒを演じてみたいと思ったからです。 原作のガンヒをどこまで表現し切れるかは分かりませんが、視聴者の皆さんには「人生を描いたドラマだな」と癒やされて、楽しんでほしいです。 「人それぞれ悩みがあるんだ」という慰めになれば、と願っています。
ナ・イヌ:僕も原作を読んで、チョン・ヨンスという人物をどうすれば生き生きと演じられるだろうかと深く考えました。 ガンヒを一途に待ち続けていた間に、彼には多くの出来事があったはずなので、その部分をリアルに演じようと努めました。
──演じられた役について、もう少し詳しく教えていただけますか?
イ・セヨン:原作を読んだ時、ガンヒは私に似ていると感じました。 強い人には強く、弱い人には弱く接するところや、ツンデレな面もあります。 決して弱い一面を見せず、執念深くて最後まで諦めない。 でも、その内面にはきっと弱い部分を秘めているはずなんです。 多くの作品では、平凡な人物がある出来事を乗り越える過程を描きますが、本作のように大きなコンプレックスを持つ人物がどう成長していくのかに興味がありました。 そこが、ガンヒという人物に強く惹かれた理由です。
ナ・イヌ:ヨンスは、そんなガンヒの弱い部分に誰よりも早く気付ける人物です。 そして、彼女を理解するために心から共感しようとします。 自分が生まれ育ったハナ邑という故郷で、葛藤したり、お互いに理解を深めたりしながら成長していく人物だと思います。
──本作の見どころはどこでしょうか?
イ・セヨン:ガンヒとヨンスの恋愛模様はもちろんですが、本当は帰りたくなかった故郷のハナ邑に戻り、そこに住む人々と衝突したり、さまざまな出来事を経験したりする中で、少しずつ変化していく人間関係が見どころだと思います。
──お二人の共演した相性はいかがでしたか?
イ・セヨン:ナ・イヌさんは、私が出会った俳優の中で誰よりも繊細な方です。 すごく繊細だからこそ、共感力が非常に高いと感じました。 そのおかげで、感情面での意思疎通がとてもしやすかったです。 それと、可愛らしいイメージがありますが、実はお兄さんのような頼れる存在ですね(笑)。
ナ・イヌ:セヨンさんは本当に演技が上手なので、僕はセヨンさんの意見を最大限に取り入れ、そこに自分なりの肉付けをするかたちで臨みました。 その過程ですごく打ち解けることができて、劇中のガンヒとヨンスのように何でも話せる仲になったと思います。 ここまで打ち解けたのは初めての経験で、本当に楽しく撮影できました(笑)。
──現場のムードメーカーはどなたでしたか?
ナ・イヌ:間違いなくセヨンさんです。 セヨンさんが現場に来ると、すべてのエネルギーが彼女に集まるんです。 そして、挨拶を交わした瞬間からそのエネルギーが現場全体に広がっていく。 最後まで楽しく撮影ができるので、最高のムードメーカーです。
──撮影で楽しかった点や、逆に苦労した点はありますか?
イ・セヨン:回想シーンが多く、季節が頻繁に変わったことですね。 夏に冬のシーンを撮ったり、その逆も当たり前のようにあったりしました。 撮影場所もソウルから韓国各地にわたり、太白(テベク)では気温がマイナス10度まで下がったこともあります。 そんな中で半袖半ズボンで撮影しながらも、「涼しくて刺激的。やっぱり現場はいいな」なんて思っていました(笑)。
──特に印象に残っているシーンはどこですか?
イ・セヨン:大人になったヨンスとガンヒが再会する瞬間です。 原作でも好きなシーンでしたし、ドラマではどのように描かれるのか楽しみでした。 ガンヒはヨンスに気付かないのですが、ヨンスはすぐにガンヒだと気付くんです。 昔は可愛がっていた存在だったけれど、いつしか異性として認識していたはず。 私の中では、そのシーンが序盤の特に印象的な場面でした。
──心に残っているセリフがあれば教えてください。
ナ・イヌ:「俺の初めてはお前だ」というヨンスのセリフです。 この一言が、作品全体を通してのヨンスの態度や感情をすべて表していると思っていて、このセリフを軸にヨンスというキャラクターを理解し、演じていました。
──最も感情移入したシーンはどこでしたか?
ナ・イヌ:僕は、ガンヒが故郷を離れる日の前夜のシーンです。 一番複雑な気分になった日でしたし、二人の立場の違いが非常によく表れているシーンだと思います。
イ・セヨン:もともとは、あのシーンはガンヒがリードする設定でしたよね?
ナ・イヌ:そうですね。
イ・セヨン:でも、その日は私の元気が少し足りていなくて…。 ヨンスさんが見事にリードしてくれたおかげで、自分でも満足のいく撮影ができました。
ナ・イヌ:片方の元気が足りない時は、もう片方がその分を補う。僕たちはそういう仲です(笑)。
──改めて、本作に惹かれた理由は何だったのでしょうか?
イ・セヨン:大きなコンプレックスを持つ人物を演じてみたかった、という点が大きいです。 自分にとっては一大事でも、他人から見れば取るに足らない出来事ってありますよね。 そういう日常の悩みに対して、この作品が一種の慰めになると思いましたし、人間味あふれる物語を作り上げられると感じたからです。
ナ・イヌ:僕は、登場人物たちの物語をしっかり作り上げたかったからです。 そこに住んでいる人々の人生や、その外で起きている出来事を、共演者の皆さんとの演技を通してどう描けるだろうか。 そう想像した時に、お互いに助け合いながら素晴らしい物語を紡ぎ上げられると確信しました。
──日本で行きたい場所や食べたい物はありますか?
イ・セヨン:京都には3日くらいの短い旅行で行ってみたいです。 あと、以前宿泊したホテルからの景色が忘れられません。 東京タワーが何にも遮られずに、全体がすごく綺麗に見えて。 そのホテルで夜景を眺めるのが本当に幸せでした。 お気に入りのブランドのお店や小さなヴィンテージショップ、原宿も好きですし、エビの天ぷらがすごく美味しい老舗にもまた行きたいです。 埼玉も落ち着いた良い所だったので、再訪したいですね。
ナ・イヌ:僕はまだ3回しか日本に行ったことがないので、色々な場所を巡ってみたいです。 特に楽器店は、何度行っても飽きません。 新しいものから歴史を感じるものまで、すべてが素敵でした。 それから、これはいつも言っているのですが、美味しいラーメンとビールのお店があればぜひ行きたいです!
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