『初恋DOGs』清原果耶は思慮深くて温かい役が似合う 愛子の奮闘で将軍をめぐる争いがついに決着した第5話
第5話では、快の愛犬・将軍をめぐる争いがついに決着。それと同時に、愛子×快×ソハの三角関係が本格化する兆しが見えてきた。
『初恋DOGs』(TBS系)第6話では、『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』 『都会の男女の恋愛法』などで知られる韓国の人気女優ハン・ジウン演じるソハの姉ソヨンが来日。愛子(清原果耶)×快(成田凌)×ソハ(ナ・イヌ)の三角関係に波風を立てた。
そんな中、思い切った行動に出たソハへの視聴者の好感度が急上昇している。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
「私の初恋は白崎さんです」と、それとなく快に好意を伝えた愛子。しかし、快が返したのは、自分にとって愛子は幼い頃に一緒に犬を育てた特別な女の子、今も将軍とサクラの飼い主として縁を感じているという何とも微妙な言葉だった。
愛子は失恋したと解釈するが、快の方は別に振ったつもりはない。ただ、愛子の真意が掴めず、困惑していただけなのだ。たしかに、愛子は初恋は快だと言っただけで、今も好きだと告白したわけじゃない。それにしたって快の返事も分かりづらく、誤解を生んで当然。ある意味、似た者同士で微笑ましい。
そんな2人の関係をかき乱すのが、突如韓国から来日したソハの姉ソヨンだ。ソハが働くドッグカフェを訪れたソヨンは快を見つけるなり、愛子の目の前で「好きです」と告白。分かりづらい愛子と快とはあまりに対照的な直球の言葉に笑ってしまった。
何かを企んでいるのか、純粋に弟のソハによくしてくれている快に好意を持ったのかは分からないが、ソヨンが来日したのには明確な目的がある。実は、ソハが家からの支援も受けず日本で動物愛護活動を頑張っているという噂が韓国で出回り、それを好意的に受け取った株主の間でソハを新社長にしようとする動きがあるのだとか。つまり、ウロアグループの後継者レースに、一度はそこから外れたはずのソハが再び返り咲いたのだ。
そこでソヨンは、韓国に戻ってキャリアを築き直すのか、それともずっと日本にいるのかをソハに確かめるべく来日したという。
ウロアグループにお近づきになりたい本澤(岸谷五朗)から、ソハの日本での暮らしぶりをソヨンに伝えるようにと依頼された愛子。さらにはソヨンにソハ、快との会食に誘われる。
愛子は快に「振られた」悲しみや、その快に色目を使うソヨンへの対抗心もあったのだろう。ソヨンに勧められるがまま大量のお酒を煽り、すっかり酔っ払ってしまった。そんな愛子を“影”となり、後ろから見守る形で送り届ける快。
いつもの毅然とした態度がアルコールの力で解け、無邪気な子どものようになった愛子が可愛すぎる。もしかしたら普段は弁護士として舐められないように気を張っているだけで、本来の彼女はこちらなのかもしれない。そのギャップを快も愛おしく思ったのではないだろうか。思わず口をついて出た「やっぱり特別です」という言葉には、確かな恋心が宿っていた。
一方、ソハもソヨンからひたすら問い詰められ、ついに愛子への恋心を自覚する。いや、本当はとっくに気づいていたはず。愛子が「ただのソハさんです」という言葉でようやく心の仮面を外せたあの日、ソハは恋に落ちた。
それを認めることができなかったのは、愛子のことも快のことも大好きだから。素直じゃない愛子と快が本当は想い合っていることに気づいているソハは、2人を応援してあげたかったのではないか。
いつだって自分の気持ちよりも他人の気持ちを優先してしまうソハ。その性格を姉であるソヨンは誰よりも知っているからこそ純粋に心配で、様子を見に来ただけなのだろう。「どれだけ逃げても結局私たちは家族なの」「一緒に帰ろう」と必死に連れ戻そうとするのもきっと、ソハの本音を引き出すため。そのおかげでソハはようやく自分の気持ちに気づけた。「俺はもう、ただのウ・ソハだよ」は、「愛子のそばにいたい」と同義だ。
もしかしたら、ソヨンは自分が悪役を演じることで争いごとに向いていない弟を守ってきたのかもしれない。愛子と快も似た者同士だが、ソハとソヨンもやっぱり姉弟だからそっくりだ。自分の気持ちより他人の気持ちを優先するところ。そして、もう一つは直球ストレートに思いを伝えるところ。
屋上でまどろんでいる愛子の隣に座り、告白の練習をしていたソハ。途中から愛子が目を覚ましていたことに気づいても、ソハは一切狼狽えることなく、「聞いてた?」と微笑みかける。そして、そのまま「僕は愛子さんが好き」とまっすぐに思いを伝えた。
愛子が酔っ払っている時に思いを密かに伝える不器用な快と、愛子がシラフの状態で告白するまっすぐなソハ。どちらも魅力的だが、「快さんいい感じだけど私はソハさん推しかな」「日本語は間接的な表現が多いけど、本当に言いたいことはまっすぐストレートに伝えるのが良いよね」「大事なことはシラフの時に言わないと!!!!!」「ソハのストレートな好き、ときめきすぎて変な声でちゃった」といった視聴者の反応を見るに、今回に限っては軍配が上がったようだ。
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『初恋アンダーDOGs~負け犬と初恋~』の視聴はこちらから
第5話では、快の愛犬・将軍をめぐる争いがついに決着。それと同時に、愛子×快×ソハの三角関係が本格化する兆しが見えてきた。
第4話では、快の家にソハが押しかける形で同居生活がスタートする。その中でソハの抱える孤独が明らかに。ナ・イヌが表現するソハの愛らしさと切なさに多くの視聴者が胸を掴まれた。
第3話では、快が将軍の幸せを願ってウ・ソハに返すことを決意する。その別れのシーンで、将軍が見せた名演技が視聴者の涙を誘った。
愛を信じないクールな弁護士・花村愛子(清原)と動物しか愛せない獣医の白崎快(成田凌)の愛犬同士が恋に落ちたことをきっかけに、こじらせた大人たちのラブストーリーが開幕した第1話。犬たちはもちろんのこと、キャスト陣の愛らしさが初回から視聴者の心を射止めた。
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